上位互換性に関する事項
上位互換性に関する事項は政府公開のデジタル・ガバメント推進標準ガイドラインに照らし合わせると以下となります。
情報システムを構成するOS及びミドルウェア等のバージョンアップ時における情報システムの改修の許容度等を記載する。
本項では、このアプリの上位互換性に関する要件として、以下の事項を定義します。
要件内容
- バージョンアップ対象
- アプリの開発方針について
- OSバージョンアップ
- 外部ライブラリのバージョンアップ
バージョンアップ対象
このアプリに影響のある継続的なバージョンアップが発生する対象は以下になります。
- AndroidおよびiOS/iPadOS
- 外部ライブラリ
アプリの開発方針について
先述した対象のバージョンアップによるアプリへの影響度を軽減するため、以下に開発方針をそれぞれ定義します。
OSバージョンアップ
AndroidおよびiOS/iPadOSは定期的な更新が見込まれます。更新による影響を軽減するため、以下の方針で開発します。
- 開発時・修正時にはOSのAPIリファレンスを参照し、作業時点で廃止予定が判明しているAPIについては使用しない
- このアプリに廃止予定もしくは廃止されたAPIが既に含まれていた場合は代替APIへの切り替えを検討する。ただし代替APIで既存同等の機能実現ができない場合は廃止時期およびGoogle/Appleの更新方針を確認し対応方針・時期を決定する
info
このアプリに組み込む外部ライブラリで利用されているOSの廃止予定APIについては、上記の対象外とします。
また、これらの外部ライブラリ内で廃止APIが使用されていたことで問題が発生した場合でも、このアプリの修正は提供元による修正後となります。
外部ライブラリのバージョンアップ
外部ライブラリのバージョンアップは開発側でコントロールできるため、以下の方針で開発します。
- 開発時・修正時には外部ライブラリのAPIリファレンスを参照し、作業時点で廃止予定が判明しているAPIについては使用しない
- 参照している外部ライブラリのAPIが既に廃止予定、もしくは廃止されていた場合は、代替APIへの切り替えか代替ライブラリへの切り替えを検討する