端末やOSに関する観点
機種依存やOSバージョンなどそれぞれの種類やバージョンが相違しても影響なく動作することを確認するテスト観点をまとめています。 それぞれのテスト観点毎の検証方法は、テスト方法にまとめています。
OS設定の変更
NO | 詳細 | 観点 | 補足 | テスト方法 |
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1 | フォントサイズ | アプリがフォントサイズ変更に対応している場合、OSの設定でフォントサイズを変更するとアプリ内の表示フォントサイズも変更されること | - | C |
2 | フォントサイズ | アプリがフォントサイズ変更に対応している場合、OSの設定でフォントサイズを最大に設定した場合に文字が見切れている箇所がないこと | - | C |
3 | ダークモード | ダークモードを利用できないOSの場合、ライトモードの配色でアプリが表示されること | - | C |
4 | ダークモード | ダークモードを利用できるOSの場合、ダークモードを有効にするとダークモードの配色でアプリが表示されること | - | C |
5 | ダークモード | アプリがダークモードに対応しない場合、OSの開発者オプションから「フォースダークのオーバーライド」を有効にしてもライトモードの配色でアプリが表示されること | Android特有の観点。開発者オプションで提供される機能のため一般的に使われる機能ではないが、一部のAndroid端末で自動的にフォースダークのオーバーライド機能が有効になるケースがあるため追加(2022年4月時点でXiaomiのMIUI OSのみ事象確認) | C |
6 | 機内モード | 機内モードONになっている状態でアプリを起動した場合、アプリがエラーハンドリングできること。またモードが解除された時に、アプリが正しく動作すること | - | C |
7 | 言語 | アプリが多言語に対応している場合、OSの設定で表示言語を変更すると仕様通りに変更されること | 例:アプリ内の表示言語や表示フォーマット(日付など) | C |
8 | タイムゾーン | 端末の時刻設定の変更によるアプリの挙動が仕様通りであること | 時刻の設定がアプリの挙動に影響がある場合に確認すべき観点 | C |
9 | アクセシビリティ | クロスフェードを優先する設定の場合、表示したキーボードを非表示にしても仕様通りの画面表示となっていること | React Nativeの不具合と関連した観点 | C |
機種依存機能の検証
NO | 詳細 | 観点 | 補足 | テスト方法 |
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1 | ローカル認証 | 指紋認証が利用できる場合、ローカル認証として指紋認証が利用されること | 指紋認証と顔認証の両方を利用できるケースは想定していない | C |
2 | ローカル認証 | 顔認証が利用できる場合、ローカル認証として顔認証が利用されること | 指紋認証と顔認証の両方を利用できるケースは想定していない | C |
3 | ローカル認証 | 生体認証が利用できない場合、PINコード(パスコード)認証が利用されること | - | C |
4 | ローカル認証 | 生体認証に失敗した場合、PINコード(パスコード)認証にフォールバックすること | - | C |
5 | ローカル認証 | ローカル認証に成功した場合、以降のアプリ機能が利用できること | - | C |
6 | ローカル認証 | ローカル認証に失敗した場合、以降のアプリ機能が利用できないこと | - | C |
7 | ローカル認証 | デバイスのロック機能が無効な場合、ローカル認証に失敗すること | - | C |
8 | カメラ | カメラを利用する権限がある場合、カメラ機能が正常に起動すること | - | C |
9 | カメラ | カメラを利用する権限がない場合、エラーメッセージが表示されること | - | C |
10 | 写真 | 写真へのアクセス権限がある場合、許可された画像を選択できること | - | C |
11 | 写真 | 写真へのアクセス権限がない場合、エラーメッセージが表示されること | - | C |
12 | ディープリンク | アプリ外でディープリンクをタップした場合の遷移先画面が仕様通りであること | - | C |
13 | ディープリンク | アプリ外でパラメータを含んだディープリンクをタップした場合、遷移先画面の表示や挙動に対してパラメータが仕様通り反映されること | - | C |
14 | プッシュ通知 | アプリ外で通知をタップした場合の遷移先画面が仕様通りであること | - | C |
15 | プッシュ通知 | アプリ外でパラメータを含んだ通知をタップした場合、遷移先画面の表示や挙動に対してパラメータが仕様通り反映されること | - | C |
16 | 分割表示 | アプリが分割表示をサポートする場合、OSの分割表示機能でアプリを端末画面の一部で表示してもレイアウト崩れがないこと | - | C |
17 | 端末依存処理 | 一部の端末のみ有する機能について、その機能の有無による挙動が仕様通りであること | 例:顔認証、指紋認証など | C |
OS上のアプリ設定
NO | 詳細 | 観点 | 補足 | テスト方法 |
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1 | アプリ設定 | OSのアプリ詳細画面から、アプリの「強制停止」「データを消去」「キャッシュ削除」等を行った場合のアプリの挙動が仕様通りであること | Android特有の観点 | C |
アプリの再インストールやバージョンアップ
NO | 詳細 | 観点 | 補足 | テスト方法 |
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1 | アプリ再インストール | アプリの再インストールをした際の挙動が仕様通りであること | KeyChainなどに残存したデータが予想外の挙動を招かないか確認するため | C |
2 | バージョンアップ | 新規インストール、アップデート、バージョンをまたぐアップデート(例:ver1⇒ver3)が仕様通り実施できること | - | C |
複数端末でのアプリ利用
NO | 詳細 | 観点 | 補足 | テスト方法 |
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1 | 機種変更 | ユーザが端末を機種変更した時にデータを引き継ぐ手段が提供されていること | - | C |
アプリ連携
NO | 詳細 | 観点 | 補足 | テスト方法 |
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1 | 連携ソフトウェアの有無 | 連携するアプリが当該の端末にインストールされている場合の挙動が仕様通りであること | 端末内の他のソフトウェアと連携する場合に確認すべき観点 | C |
2 | 連携ソフトウェアの有無 | 連携するアプリが当該の端末にインストールされていない場合の挙動が仕様通りであること | 端末内の他のソフトウェアと連携する場合に確認すべき観点 | C |
バックグラウンド状態からの遷移
NO | 詳細 | 観点 | 補足 | テスト方法 |
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1 | バックグラウンドからの復帰 | アプリをバックグラウンド状態にした後、フォアグラウンド状態へ戻した時、画面表示内容が仕様通りであること | - | C |
2 | バックグラウンド状態での表示 | アプリをバックグラウンド状態にした後、Appスイッチャー表示での画面表示内容が仕様通りであること | - | C |
3 | スリープへの移行 | アプリのスリープ抑制対象外の画面を開いたまま無操作で放置した場合、端末がスリープ状態に移行すること | - | C |
4 | スリープへの移行 | アプリスリープ抑制対象の画面を開いたまま無操作で放置した場合、端末がスリープ状態に移行しないこと | 例:動画再生中の画面 | C |
5 | スリープへの移行 | アプリスリープ抑制対象の画面から、スリープ抑制対象外の画面へ遷移して放置した場合、端末がスリープ状態に移行すること | - | C |
6 | スリープからの復帰 | アプリがフォアグラウンド状態で端末がスリープ状態に移行し、その後に復帰した時に画面表示内容が仕様通りであること | - | C |
7 | 割り込み | 処理途中にアプリが割り込みによってバックグラウンド状態となった場合の挙動が仕様通りであること | 例:サーバとの通信中に電話着信 | C |